日曜函館5Rの新馬戦(芝1800メートル、7月3日)でデビューする白毛馬アオラキ(牡、田村、父ゴールドシップ)が29日、函館芝で最終追い切りを行った。

外の僚馬サクラトップクリス(新馬)相手に2馬身遅れて入線。不良馬場で追走したために先行馬との差を埋められなかったが、4ハロン52秒2-12秒3と上々の時計をマークした。

2週連続で追い切りに騎乗した池添騎手は「先週、いっぱいにやっているので本馬場での感触を確かめました。気性は素直ですし、体はこの時期の2歳馬なのでまだ芯が入っていない感じです。ばねはあるんだけど、柔らかすぎるというか。左右のハミに頼る部分がありますね。動き的には態勢は整っています。しまいも反応していました。気も入ってきました」と上昇を感じ取った。

同馬はニュージーランド産の祖母ジオペラハウスを祖とした白毛ファミリー。母カスタディーヴァは3歳時の17年6月に函館芝2600メートルの未勝利を勝利している。父ゴールドシップも11年夏に函館、札幌でデビュー2連勝を飾るなど、高い洋芝適性を秘めている。