障害専門ジョッキーとして今年3月にデビューしたルーキー小牧加矢太騎手(25=音無)が、新潟JS(J・G3、芝3250メートル、30日)のヴァーダイト(牡5、音無)でJRA重賞初騎乗を果たす。

馬術の第一人者から障害騎手に転身し、すでにJRA5勝。先週終了現在で、障害リーディング7位という好成績を収める。

ただ、過去31戦のうち、デビュー2戦目のペガサスJS(アサクサゲンキ=4着)以外の30戦は平場のレース。新人のため3キロ減の恩恵があった。今回は「重賞で減量がない中、どれだけやれるか楽しみ」と力が入る。

コンビを組むヴァーダイトは、自身デビュー7戦目だった4月24日福島の障害未勝利戦でJRA初勝利をプレゼントしてくれた馬。「練習ではそうでもないのに、レースではうまく飛越する」と未知の魅力がある。

27日の最終追いにも騎乗し、栗東坂路で4ハロン54秒7-12秒9をマーク。すでにCBC賞で重賞初Vを果たした同期の今村聖奈騎手に続き、新人2人目の重賞ジョッキーとなるか。