1番人気レッドルゼルが直線差し切りを決め、重賞3勝目を飾った。時計は1分10秒6(やや重)。東京盃は川田将雅騎手(36)が11年以来の2勝目、安田隆行調教師(69)は初制覇となった。

春のドバイ以来となるローテは、3着だった昨年の東京盃と同様。今年の秋初戦は、ただ1頭58キロを背負いながら白星発進となった。川田騎手は「休み明けがあまり得意な馬ではないんですけど、返し馬の雰囲気からして今日は走れそうだなという感触を得ることができ、その通りの内容で走ってくれました」。道中は後方2番手のポジション。直線大外から脚を伸ばすと、最後は抜け出しを図ったテイエムサウスダンもきっちり捉えた。これで11月3日に盛岡で行われるJBCスプリント(Jpn1、1200メートル)の優先出走権を獲得。狙うは昨年の金沢に続く連覇か-。今後もダート短距離界の主役を務めていく。【渡辺嘉朗】

馬連(7)(8)480円、馬単(8)(7)920円、3連複(2)(7)(8)410円、3連単(8)(7)(2)2420円。

(注=成績、払い戻し金などは、必ず主催者発表のものと照合してください)