デビュー8年目の鮫島克駿騎手(26)が、ジャスティンパレスとともに初のG1タイトルを狙う。秋は20代騎手の活躍が目覚ましく、スプリンターズSでは荻野極騎手、秋華賞では坂井騎手がG1初勝利。鮫島駿騎手は「意識はしないですけど、目の前でG1勝つ姿を見て刺激にはなりましたね」と話す。

G1初騎乗は16年高松宮記念。当時は2年目で緊張もした。「ファンファーレとか声援を自分の耳で聞くことはなかったですし、馬上で聞けるというのはいいなと思いました。毎回乗りたいなと思うようなレースです」。今回は2週連続で追い切りに騎乗し、馬としっかりコンタクト。菊の舞台へ準備は万全だ。

18日には誕生日を迎えた。26歳の目標を聞くと「特にないんですけど、平常心で毎回レースに挑めればと思います。人間がイレ込んでいいことはないので」と笑顔。今週末も“平常心”で大舞台に挑む。【下村琴葉】