2歳女王を決める阪神JF(G1、芝1600メートル、11日)の1週前追い切りが11月30日、東西トレセンで行われた。

新馬戦、もみじSを連勝中のウンブライル(木村)は、美浦ウッドで長めから脚を伸ばし、6ハロン83秒2-11秒8を馬なりでマーク。先行する形から内のセントオブゴールド(古馬3勝クラス)に併入した。木村師は「1週前にやりたいことはできました。左手前に対し、右手前の時の走りの質が良くないので、そこを上げる動きを導けたと思います」と納得顔だった。

1400メートルで連勝。今回はマイルに距離が延びる。「前走よりもハミを取りすぎている点はある。まだ遊びながら走っているので、伸びしろはあります。明日以降の馬の様子も見ながら調整していきたい」と師。後にマイルCSを制した全兄ステルヴィオは17年朝日杯FSで2着。1歳上の全姉ステルナティーアは昨年の阪神JFで2番人気の7着だった。兄姉に続く3度目の2歳G1挑戦が実るか。