カナダのシャールズスパイト(牡6、R・アトフィールド)が予備登録を行っていたフェブラリーS(G1、ダート1600メートル、2月19日=東京)に出走することが20日、分かった。米国のサラブレッドデイリーニュース電子版などが報じている。通算14戦5勝。昨年は米国の芝G1メーカーズマークマイルを優勝し、BCマイルで2着に入った。芝、ダートでの両G1制覇に向けたターゲットに日本のダートG1を選んだ。

カナダの大馬主であるチャールズ・フィプケ氏のアドバイザーを務めるシド・フェルナンド氏は「行きます。フロリダでアトフィールド師のもと、順調にきています。フェブラリーSは招待レースではないため、出走するためには登録後に承認を得ないといけません。そして、渡航費なども全て自腹。かなり高額な提案でした。ダートのG1レースでも勝利を収めることを目指しています。日本で売却予定があるというわけではないですが、種牡馬としての潜在的な価値を示すために行きます」と参戦経緯を説明した。

フェブラリーSは07年に国際競走となってから、外国馬が参戦するのは今回が初めてとなる。陣営は鞍上に日本にもなじみのある“マジックマン”ことJ・モレイラ騎手を確保。本気度の高さがうかがえる。同馬はフェブラリーS後にドバイへ渡り、ドバイターフ(G1、芝1800メートル、メイダン=3月25日)に参戦する青写真を描いている。