日曜阪神の桜花賞トライアル、フィリーズレビュー(G2、芝1400メートル、12日、3着までに優先出走権)で今年初戦を迎える函館2歳S覇者、ブトンドール(池添)が8日、最終追い切りで素軽い動きを見せた。阪神JF(10着)以来3カ月ぶりでも状態は良好だ。今後の進路に影響を与える一戦。自慢の末脚で桜花賞行きを決めたい。

    ◇    ◇    ◇  

朝だけ冷え込んだ栗東。朝一番のCウッドに出てきたブトンドールは鞍上が手綱を引きながらラップを重ねた。池添師が「本質的にはスプリンター」と話すように、あり余るスピードを懸命に制御する。手綱が解放されたのは直線半ば。素早く加速すると11秒6(6ハロン84秒4)でフィニッシュした。池添師は「Cウッドを気分よく走らせた。折り合いもついていたし(追っていれば)もう2段階ぐらいギアが上がりそうな感じ」と満足げだった。

父は16年の高松宮記念を制し、今売り出し中の種牡馬ビッグアーサー。ブトンドールは昨夏の函館2歳Sで、父に産駒初の重賞勝利をもたらせた。その後はファンタジーSで2着。「前に残られる展開だったが、しっかりと脚を使った」と鮫島駿騎手は評価していた。マイルの阪神JFは10着に終わったが、ファンタジーSと同じ阪神芝1400メートルならばチャンスは十分だろう。

既に桜花賞へ出走可能な賞金は稼いでいる。それでも池添師は「桜花賞へ行くか、スプリント路線か、ここで見極めたい」という。もちろん「一生に1度のクラシックへ行かしてやりたい」とも…。それだけに、ここで結果を出さなければならない。【岡本光男】