大阪杯(G1、芝2000メートル、4月2日=阪神)に向けて22日、1週前追い切りが行われ、昨年のジャパンC3着馬ヴェルトライゼンデ(牡6、池江)が坂路でさすがの動きを見せた。大きく先行したソウルラッシュ(古馬オープン)には1馬身遅れたものの、4ハロン51秒2-11秒9としまいの脚は抜群。池江師は「先週より良くなっている。来週やれば整いそう」と合格点を与えた。

前走の日経新春杯は59キロを背負い、やや重馬場のなか、持ち前の末脚を発揮。ゴール前で2着馬を首差とらえた。「前走は力をつけているなと感じた。今回はG1でメンバーが強くなる。そこが鍵」。しっかり間隔を取って調整し、戴冠へ状態は上がっている。

阪神は初参戦となるが、父ドリームジャーニーは09年宝塚記念を制した。父も管理した師は「阪神は初めてだけど、駄目という感じはない」。これまでG1では2着1回、3着2回。父も勝った阪神で、待望のタイトルを取りに行く。【網孝広】