大ベテランが惜しくも記録更新を逃した。

56歳のJRA最年長ジョッキー、柴田善臣騎手が昨年2着の4番人気クリノプレミアム(牝6、伊藤伸)に初騎乗。勝ち馬から鼻+頭差の3着に入った。21年レパードS(メイショウムラクモ)で自身が達成した55歳0カ月10日のJRA最年長重賞記録の更新とはならなかったが、存在感を示した。

レースは好位から運び、直線で早めに先頭へ。粘り込みを図るも残り100メートルでステラリアに捉えられ、ゴール前で大外のビッグリボンにもかわされた。

「もっと我慢したかったね。向正面でまくってきた馬に反応して、ガンと行ってしまって仕掛けが早くなった。もっとコントロールがよくなればいいね。いい馬だよ」と、自身と同じくベテランの6歳牝馬の健闘ぶりをたたえた。