夏の北海道開幕週を飾るサマースプリントシリーズ第1弾、函館スプリントS(G3、芝1200メートル)が11日に行われます。有力馬トウシンマカオに騎乗する鮫島克駿騎手(26)は、舞台となる函館芝1200メートルには自信を持っているようです。

背景の1つに、昨年の経験があります。22年の函館スプリントSでは13番人気のタイセイアベニールに騎乗。4角14番手で最後の直線に突入して、イン突きを決めて3着に健闘しました。鮫島駿騎手は「後ろからの位置で何とか上位に食い込むことが出来たレースでした。良い経験になったなと思います」とうなずきます。

その後のレースにも好影響しました。昨年の函館芝1200メートルでは6勝を挙げました。これは武豊騎手と並んでトップの記録。「イメージはとてもいいですよね」と好印象です。今年の函館スプリントSは最内枠を引きました。昨年のタイセイアベニールのように、内から馬群をさばいて伸びてくる。そんなトウシンマカオが見られるかもしれません。今年も鮫島駿騎手に要注目です。【阿部泰斉】