“サマーみちのく王”は譲れない。戸崎圭太騎手は夏の福島でトップの9勝をマーク。2位菅原明騎手に3勝差で、3年連続6回目の開催リーディングを射程圏に最終週を迎える。
「毎年ここは狙っているところ。すごく暑い中、馬が頑張ってくれて勝ちを積み上げられています」。昨年は71戦で14勝も、今年は42戦と乗り鞍が減少。「意図して絞っているわけではないです」と、勝率は昨年を上回る21・4%と高水準を保つ。現在開催4日間連続で1日2勝をマーク。「しっかりと最後、決めにいきたいと思います」と力が入る。
今週は土日で19鞍を予定する。土曜5Rの2歳新馬(芝1800メートル)では、ディープブリランテ産駒のアレグロブリランテ(牡、上原佑)に騎乗。2週続けて追い切りにまたがり「トモの緩さはありますが、走る気持ちだったりポテンシャルは十分にある。器用な走りをしていると思いますよ」と期待を込めた。