個性的な大逃げで先週のジャパンCでもファンを魅了したパンサラッサ(牡6、矢作)が28日に現役引退を発表し、一昨年秋から主戦を務めた吉田豊騎手が29日、思い出を語った。

初めてコンビを組んだのは21年10月のオクトーバーS(1着)。22年にはドバイターフ、そして今年は1着賞金約13億円のサウジCの2つのG1を制し、世界にもコンビの名をとどろかせた。「初めて乗った時よく頑張ってくれる馬だなと思いました。まさかああいうふうになるとは想像していませんでしたね。(22年中山)が強かったので千八、2千ならスピードで押し切れるんだと感じました。毎回、スタートでへぐれないというプレッシャーもあったし、こんな気持ちは久々でした。ドバイ、サウジも乗せてもらって、勝たせてもらって。いい経験をさせてもらいました」と感謝の思いを口にした。

今後はアロースタッドで種牡馬として第2の“馬生”をスタートさせる。吉田豊騎手は「毎回頑張ってくれる子なので、そういうところを受け継いでほしいですね。本当にやる気がすごいですからね。ぜひ乗ってみたいですし、楽しみです」と産駒の誕生、その産駒とコンビを組むことを心待ちにしている。