香港国際競走が日曜(10日)に近づきました。

今年は4つのG1レースに5頭のG1ウイナーを含む14頭の日本馬が参戦します。

レースのスケジュールは日本時間で午後3時10分発走のヴァーズ(芝2400メートル)を皮切りに、同3時50分のスプリント(芝1200メートル)、日本の最終レース終了後の同5時のマイル(芝1600メートル)、そして、同5時40分にスタートするカップ(芝2000メートル)まで4つのG1競走が行われます。

距離の長いヴァーズは日本馬と欧州馬の対決構図で、香港勢は蚊帳の外に置かれていますが、他の3競走は強い地元馬が健在です。

スプリントでは昨年6着の雪辱に燃えるラッキースワイネスが本命馬となって外国勢を迎撃。マイルでは王者ゴールデンシックスティが、ここから6シーズン目の始動。メインのカップでは10月のG1コックスプレートを制して凱旋(がいせん)帰国したロマンチックウォリアーが、11年と12年優勝のカリフォルニアメモリーに続く史上2頭目の連覇に挑みます。

4競走の中で唯一、フルゲート(14頭立て)となるマイルには前出のゴールデンシックスティをはじめ、昨年ゴールデンシックスティを2着に退けて金星を飾ったカリフォルニアスパングル、それに前哨戦を制して初のG1に臨むビューティーエターナルが香港トップ3となって出走します。

新顔のビューティーエターナルは昨シーズン、最もレーティングを上げて最優秀成長馬に選ばれた新進気鋭。デビューから11戦連続して1番人気の支持を集め、ここまで重賞3勝(通算12戦8勝)を挙げる同馬は、ゴールデンシックスティが現れるまで香港最強マイラーの座にあったビューティージェネレーションと同じ勝負服をまとう次世代エース候補。来春のG1安田記念で引退がうわさされる王者の胸を借りて大舞台に羽ばたこうとしています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)