東西合わせて7人の調教師がいよいよラストウイークを迎える。西の安田隆行調教師(70)はオーシャンS(G3、芝1200メートル、2日=中山、1着馬に高松宮記念優先出走権)のジュビリーヘッド(牡7)をはじめ、土日3場で19頭出走の大攻勢。あと4勝に迫る海外、地方を合わせた通算1000勝の金字塔を目指す。

G1・6勝のロードカナロアなど、数々の名馬を育ててきた安田隆師が最後の攻勢をかける。先週土日の11頭を上回る、大挙19頭を3場に送り出す。無理使いはなく、厩舎の底力を感じさせるラインアップだ。「今週も結構たくさん使います。有力馬もいますよ。何とかあと4勝したいんです」。4勝にはわけがある。海外、地方を合わせた通算勝利数は現在996。最終週に4勝できれば通算1000勝の大記録達成となる。

記録はそれだけではない。同師が手がけたカナロア産駒の通算勝利数も地方、海外を合わせると98。あと2勝で100の大台に届く。その期待を担う1頭がオーシャンSに出走するカナロア産駒のジュビリーヘッド。「前走はふがいなかったですが、中山は相性がいいんです(2勝)。カナロアと同じで寒い時期もいい。カナロアの子で(最後に)重賞を使えるのはいい巡り合わせ。見せ場のある競馬をしてほしい」と大きな期待を込める。

師自身は、土曜は中山、日曜は小倉で管理馬の走りを見届けるという。「小倉の安田と言われたので(最後も)そう言われるように頑張ります」。ラストウイーク、安田隆厩舎の馬から目が離せない。【明神理浩】