さあ、いよいよドローンを飛ばします。

 体育館にドローンの「ファントム3」は3台用意されていたのですが、体験会に約60人参加していたので、操作は1人1分とのことです。それでも単純に計算して、全員が操作するのに20分はかかります。

床に置いてある「ファントム3」を、まずはスタッフが動かします
床に置いてある「ファントム3」を、まずはスタッフが動かします

 しばらく順番を待って名前を呼ばれ、スタッフが手にしていたコントローラーを渡されました。ちなみに「ファントム3」は、すでに目の高さでホバリングしています。とにかく「急な動きだけはしないように」と注意を受け、右のスティックをゆっくり右に倒すと、機体がスッと右に動き、左に倒すと、すぐさま左に動きました。もちろん、体育館の中は無風状態なので、想像以上に簡単、スムーズに動きます。右スティックを上に倒すと上昇し、下に向けると下降しました。

機体はスッと目の高さに上がりました
機体はスッと目の高さに上がりました

 次に左のスティックですが、これを左に倒すと、その場で左旋回し、右は右旋回と説明がありましたが、旋回すると機体の前後を把握するのが難しくなるので、当分は使わない方がいいとのことでした。最後に左スティックを上下に倒し、前進後退の動きを確認して、持ちタイムの1分を消化し、次の方とバトンタッチしました。

スタッフからコントローラーを手渡されます。操作出来る時間は1分です
スタッフからコントローラーを手渡されます。操作出来る時間は1分です

 とにかく自分の手でファントムが動いたことに、ただ、ただ感動し、改めて「ファントム3」の性能の良さを実感しました。短い時間でしたが、非常に納得の1分でした。

今後、セキドでは、このような体験会や講習会を増やしていくそうです。実際に実機を持っている人が、有料で自分の実機を飛ばせる講習会なども開催するとのことです。日刊スポーツ写真部の「ファントム3」が飛ぶ日も、そう遠くないと確信しました。

コントローラーには左右にスティックがあります。これを使って機体を動かせます
コントローラーには左右にスティックがあります。これを使って機体を動かせます
機体を上下、左右に動かします。あまりの性能の良さに驚きました
機体を上下、左右に動かします。あまりの性能の良さに驚きました

 ちなみに、後からセキドのスタッフに聞いたのですが、今回の無料体験会も横浜という人口集中地区での開催だったため、国土交通相に許可申請を出したそうです。メールでの申請だったようですが、複雑で大変とのことでした。

今回は雨のため体育館でのフライトになったのですが、屋内なら申請もいらないので、ある程度広い部屋を確保出来るのであれば、今回のように機体にひもを付け、実際にフライト練習ができると思いました。   

 今後も積極的に講習会などに参加していきます。次回をお楽しみに。

【写真部・鹿野芳博】