ドローン購入から苦節、2年。ようやく国土交通省から「無人航空機(ドローン)の飛行に係る許可・承認書」を頂きました。


国土交通省の「許可・承認書」を手にガッツポーズする写真部アルバイトの武馬さん(本人はドローンと関係ありません)
国土交通省の「許可・承認書」を手にガッツポーズする写真部アルバイトの武馬さん(本人はドローンと関係ありません)

 これって何かというと、ある一定のルールを守れば、人口密集地域でもドローンを飛ばせるというものなのです。もちろん安全には十分注意し、飛ばす地点の地権者の許可は得なければなりませんが、我々写真部の5名は取材目的で1年間の飛行許可を頂いたのです。


149メートル上昇するファントム3です
149メートル上昇するファントム3です

 まず、この許可申請には、一人10時間以上の飛行経験が必要です。実はこのハードルが非常に高いのです。ドローンを飛ばせる場所があれば、そんなに苦になりませんが、実際都心で許可なく飛ばせる場所はなかなかないのです。昨年4月、横浜に飛行練習場の「ドローンフィールド(セキド運営)」がオープンし、我々はすぐ法人会員になりました。こちらはセキドが国交省の飛行許可を取っているので、我々は何も申請する必要がなく、安心してグラウンドで飛ばすことが出来ます。月に1、2回、午前10時から約3時間、眠い目をこすりながら練習に通いました。


国土交通省への申請書類は全部で7種、17枚にも及びます
国土交通省への申請書類は全部で7種、17枚にも及びます

 さらなる難題は、申請書類を作ることです。無人航空機の機能・性能に関する基準適合確認書や飛行経路、性能面の確認書、操縦者の知識、経験、実績の確認書など、我々は7種類、17枚もの書類を用意しました。ネットなどに「ドローンの飛行許可申請を自力で取る方法」などもあるので、参考にするのもいいと思います。ただ、正直、それらを見てもなかなか一筋縄ではいきません。ちなみにセキドではフライト申請代行サービスなども用意してあります。有料ですが、分からない方は相談してみて下さい。


申請書を郵送で国土交通省に送ります
申請書を郵送で国土交通省に送ります

 さあ、1発目は何を撮りましょう。いざ許可が下りると、何を撮ったらいいのか迷うものです。最初だけに、ついつい力が入ってしまいます。これからじっくり考え、何かいいものが撮れたらまた、ドローン日記で報告します。いろいろありましたが、ついにここまで来たんだなと感慨深いものがあります。まだまだ、これからもドローン日記は続きますので、よろしくお願いします。【写真部・鹿野芳博】


◆株式会社セキド http://sekidocorp.com/

◆SEKIDO|DJIドローンフィールド http://sekidocorp.com/drone_field/