今年もクリスマスまで3週間を切り、クリスマスの準備にみんな大忙しです。日本ではどちらかというと25日のクリスマスよりも24日のクリスマスイブの方がメインで、恋人たちの日というイメージがありますが、アメリカでは家族と一緒に過ごすのが一般的で、祝い方も日本とは異なります。

アメリカでは「ホリデーシーズン」という言葉をよく耳にしますが、11月に入るとすぐ街はホリデームードとなり、感謝祭、クリスマス、ニューイヤーと続く年末年始の3大イベントに向けてカウントダウンが始まります。11月第4週目の木曜日の感謝祭からの4連休が終わると、一気にクリスマス気分となり、街中はクリスマスイルミネーションやツリーで彩られ、クリスマスギフトの買い物やクリスマスパーティーで大忙しとなります。

キリストの生誕を祝う日とされるクリスマス当日は、アメリカでは祝日で、ほとんどの店が閉まり、街はとても静かです。24日のイブは、最後のクリスマスショッピングや翌日のクリスマスディナーの準備に追われる人が多く、恋人たちが祝うような文化的習慣もありません。厳粛なキリスト教徒は、教会のミサに参列して祈りを捧げます。また、クリスマス当日は家族や親族らが集まり、食事をしながらのんびりと過ごします。

LAのショッピングモールのクリスマスイルミネーション
LAのショッピングモールのクリスマスイルミネーション
クリスマスツリーとイルミネーションが美しいハリウッドの観光名所オベーション・ハリウッド
クリスマスツリーとイルミネーションが美しいハリウッドの観光名所オベーション・ハリウッド

■フライドチキンやクリスマスケーキを食べるのは日本だけ?

日本ではクリスマスにフライドチキンを食べる習慣があり、クリスマス=チキンというイメージですが、アメリカではチキン料理よりもターキー(七面鳥)かローストハムが一般的です。ターキーの丸焼きやハムの塊をメインに、クランベリーソース、マッシュポテト、野菜の付け合わせなどが食卓に並びます。日本ではデコレーションが施されてイチゴがのったクリスマスケーキを食べますが、アメリカには日本のようなホールのクリスマスケーキはありません。デザートには、ドライフルーツがたっぷり入ったパウンドケーキやパンプキンパイなどをいただきます。また、エッグノエルと呼ばれる温かい牛乳ベースの甘い飲み物なども定番です。

■クリスマスツリーは本物、年を越しても飾ったまま

アメリカにいて、クリスマスの季節がやってきたと感じることの1つが、本物のモミの木を売るツリーショップの登場です。ここロサンゼルス(LA)では、空き地や屋外駐車場などに11月に入ると大小さまざまなツリーを販売する店が期間限定でお目見えします。屋根に大きなツリーをくくりつけて走る車を見かけるのもこの季節の風物詩です。アメリカにもイミテーションのツリーはありますが、本物のモミの木を飾る家庭が多く、ツリーはクリスマスが終わって年を越してもしばらく飾ったままにしておくのが一般的です。枯れたツリーは処分しますが、場所によって回収方法が異なるもののLAでは家の前においておくと回収車が来て無料でもっていってくれます。

家や庭をクリスマスデコレーションでド派手に飾るのもアメリカならでは
家や庭をクリスマスデコレーションでド派手に飾るのもアメリカならでは
ヤシの木もクリスマスカラーに電飾
ヤシの木もクリスマスカラーに電飾

■クリスマスプレゼントはみんなで交換

クリスマスパーティーにお呼ばれすると、ホストからクリスマスプレゼント交換について案内されることがあります。いくつか交換方法がありますが、「ホワイト・エレファント」と呼ばれる交換ゲームがポピュラーです。参加者は全員、ホストが決めた予算に沿ったギフトを用意し、当日はくじ引きでプレゼントを選ぶ順番を決め、1番の人から順にラッピングされて中身の見えないプレゼントを選んでいくゲームです。しかし、このゲームの面白いところは、2番目以降の人は残っているギフトを選ぶか、すでに前の人が選んでオープンしたギフトを奪うか選択ができるということ。ギフトの争奪戦になるなど、結構盛り上がります。

クリスマス向けのお菓子が並ぶグルメショップ
クリスマス向けのお菓子が並ぶグルメショップ

ちなみに、家族や仲の良い友人同士でもクリスマスプレゼントを交換しあいます。用意した家族全員分のギフトはクリスマスツリーの下に並べておき、25日の朝にみんなでオープンします。サンタクロースからのプレゼントも、24日の夜中にツリーの下に置かれます。

(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)