銀座にある原宿スタイルのクレープ店「EIGHT TURN CREPE(エイトターンクレープ)」が昨年、ソーホーに姉妹店をオープンしました。(注:同店のサイトによると、銀座店は11月14日で閉店になったとのことです)

 ガラス張りのエントランスには、可愛いクレープが入った透明カプセルが、いくつもディスプレーされていて、ポップな雰囲気の店構え。このディスプレーの可愛さに思わず立ち止まり、お店の中をのぞいていく人が多いですね。店内の壁には「おもてなし」「カワイイ」などと書かれていて、日本的なキッチュ感覚に溢れています。

 このお店のクレープは米粉を100%使用し、グルテンフリーということで、ヘルシーさが売りになっています。スイーツ系クレープは、原宿フルーツカクテル、抹茶ストライプ、NYブルーベリーチーズケーキ、あずきベリーズなど12種類。ご飯系クレープもトーフエダマメ、チキンテリヤキ、ゆずストロベリーサラダ、シュリンプアボカド、マッシュルームシーザーサラダなど11種類あり、豊富。

 今回は、お店の人のおすすめだった抹茶ストライプを食べてみましたが、中には生チョコ、ストロベリー、ホイップヨーグルトが入っていて、このコンビネーションが絶妙。さらに、フレッシュな素材を使っているのも、すぐわかりました。

 「エイトターン」は小さいお店なので、テーブルなどはなく、お客さんが10人も入ったらいっぱいいっぱい。隅っこのイスに座って、あるいは立ったままで、慌しく食べるという感じです。お値段は6.75~9.50ドルで、アイスクリームのトッピングは2.50ドル、チョコ、バナナ、ナッツ、ポッキーなどのトッピングは1ドルずつになっています。

 東京ほどじゃないにしても、ニューヨークにもフレンチスタイルのクレープ屋さんはたくさんあります。そんな中でやはり「エイトターン」は“原宿スタイル”というのがミソですね。お店があるのはノリータ地区のスプリング通りなのですが、同じ並びの数軒先にはフレンチスタイルのおしゃれなクレープ屋さんがあり、こちらのほうが雰囲気もいいし、落ち着いて食べられそうです。でも「エイトターン」のほうが断然、クレープのアレンジが斬新。種類が豊富な上に、個性的で美味しい! 普通のクレープとは一線を画した原宿クレープ、新し物好きのニューヨーカーの間で人気を呼んでいます。(ニューヨークから鹿目直子。写真も)

おすすめの抹茶ストライプ。生チョコ、ホイップヨーグルト入りです
おすすめの抹茶ストライプ。生チョコ、ホイップヨーグルト入りです
混雑する店内。小さいので10人も入ればラッシュアワー状態
混雑する店内。小さいので10人も入ればラッシュアワー状態
店の前の“カワイイ”クレープのディスプレー
店の前の“カワイイ”クレープのディスプレー