日本海岩内町の岩内沖ヒラメ釣りは、道内でも屈指の早さでシーズンを迎える。GWを迎えた3日、早速釣行に出掛け、40~54センチが1人4~11匹と好漁だった。また、この時期としては大型の50センチ超が全体の3割ほどで、40センチ以下がなく、2桁釣りが3人もいた。

 午前4時、岩内漁港から千鳥丸(寺田潮船長、【電話】0135・62・2282)に8人が乗船。水深20~30メートルを狙った。オオナゴをエサに仕掛けを降ろし、底を取って竿(さお)を振ると、すぐに1人にアタリが。いきなり50センチ超のヒットに、船上は活気づいた。多少潮が早く、糸が絡むオマツリも多かったが、次々とお目当てが釣れた。

 何度も同じ場所を狙ったり、違うポイントを流すと、1度に数人が当たることもあった。また、小型サクラマスやマゾイ、アブラコ、ホッケが船中数匹釣れ、魚種の多さや、多彩な引き具合も楽しめた。仕掛けに付けたタコキャップの色は、ピンクや蛍光系の反応が良かった。

 良型が多く11匹を釣り竿頭になった、苫小牧市から参加した川村さんは「今シーズン初で大満足」とニッコリ。寺田船長は「ヒラメ狙いは始まったばかり、今後も期待できるでしょう」と話しており、これからの本格化を感じさせた。【リポーター・竹鼻雅己=61】