渓流釣りでヤマベが1日解禁になった。7日、道南鹿部町の常呂川にヤマベ、イワナ狙いで出掛けた。水量不足が続き厳しい状態だったが、2人で11~23センチのヤマベ33匹、18~25センチのイワナ15匹とまずまずの釣行だった。

 常呂川は鹿部町から国道278号を大船方面に約5分進み、渡島リハビリテーションセンターの看板から右折。同センターを左手に見ながら林道を進むと橋があり、魚道が見える。そこから入渓すると上流域はヤマベ、特にイワナが多い。下流域はイワナとアメマス、良型ヤマベがいる。

 この日は下流域に入渓者がおり、上流域も釣り終えた先行者の形跡があった。4時間ほど釣り登り、午前9時に入投。竿(さお)4・5メートル、道糸0・8号に針マス7号、オモリはがん玉4号2個。エサはブドウ虫を使用。釣り人が去り間もないためか、ヤマベは警戒し姿を見せず、イワナが多く釣れた。好ポイントと思われる落ち込みや水勢のある石回り、岩盤底の溝も慎重に狙った。そのかいあってヤマベが釣れたが、特有の食い付きがなく、道糸の動きがわかる目印も変化を見せないほどだった。

 水量不足や先行者などで、苦戦を強いられた解禁後初の渓流釣りだったが、開幕戦としては十分満喫できた。【リポーター・小林誠二=68】