遅れていたサクラマスが、日本海の積丹半島方面で釣れだした! 16日は美国から幌武意沖にかけて400グラム~2キロが6人で船中44匹とまずまずの手応え。期待感が持てる釣行になった。

 午前7時30分、古平漁港から第8宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に乗船し、水深30~35メートルの浅場を狙った。強風で時々吹雪となったが、回遊する魚を見事に射止めた。数人の同時ヒットが何度もあり、船上はにぎわった。

 前半戦はタナが20~25メートルでアタリが多く、700グラム以下の小型が釣れた。後半戦はタナが底付近となり、型は前半よりも良型になり、1キロ超や、この時期には珍しい2キロの大型も上がった。仕掛けや疑似エサのタコベイトの色で釣果に差があった。ほかに35~42センチのホッケが1人5~15匹。

 サクラマス釣り歴30年以上のベテラン三上孝一さん(72=芦別市)は絶好調で、後半に一度に4匹釣り上げた。残念ながら1匹は船へりで逃したが、唯一2キロの大物を釣り上げた。「他の人と比べ倍の数を釣り、楽しめた」と笑顔。本間船長は「サクラマスは好調で今後も続く」と期待感を寄せる。

 日本海側は今後、天候に大きく左右されるが、太平洋側とともに楽しみな時期が続きそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=62】