日本海側のサクラマスが本格化してきた。神恵内村の川白から珊内沖に24日出掛け、この時期ならではの雪の中、40~47センチのサクラマスが1人5~25匹の好漁に恵まれた。

 午前7時、サクラマス釣りで定評のある川白漁港から第18福生丸(川上忠次船長、【電話】0135・77・6026)に5人で乗船。ほとんどの船が同港から出港することもあり、釣果情報を連絡しあいながらポイントを探った。第18福生丸は、水深30~50メートル狙い。天候は雪が降ったりやんだんりで、強風や時折吹雪にもなる悪条件だったが、竿(さお)を振り続けると獲物が掛かりだし、ダブルで釣れることも。札幌市の菊地誠さんは14匹釣り上げ、笑顔が絶えなかった。小型が多く、タモを使用せずにごぼう抜きする人もいた。

 タナは浅場だった。水深25メートル前後や、底から5メートルほど上付近。仕掛けは定番のグリーンの毛針に、ピンクやグリーンのタコベイトなどが有効だった。ほかに35~45センチのホッケが1人20~50匹と好調。小ぶり主体も「副産物」があり、船中はにぎわった。

 全体的に小型が中心だったが、数釣りが楽しめた。川上船長は「サクラマスは始まったばかり。今後は良型が交じってくる」と、明るい見通しを話していた。【リポーター・竹鼻雅己=62】