道南鹿部町の本別漁港でアブラコなどを狙った。釣り友達の庭田秀和さん(42=七飯町)と13日に出掛け、2人で30~39センチアブラコが3匹に、20センチ級ベロカジカが3匹釣れた。

 午前8時から外防波堤先端部付近、港内側の沈みケーソンの深めの穴を攻めた。磯竿5・3メートルに、エサは塩イソメを2匹。前日のシケの影響で海水が濁り、干潮に向けて潮の動きが速かったので、重め20グラムの蛍光だいだい色ブラーを使用した。当初は水深が5メートルほどあったが、正午になると3・5メートルまで潮が引いた。そのため、ブラーが強い流れで舞い上がり、根掛かりが続き、穴入れも苦戦するほど。魚は反応があるものの、低水温のため、活性が鈍くアワセが決まらないことも数回あった。

 厳しい条件の中、地元鹿部町の石田雄三さん(68)は先端部から60~70センチの遠投。サンマの切り身をエサにタカノハ、イシガレイなど3匹を釣り上げ「これから水温の上昇とともに、近郊の漁港や海岸から投げ釣りでカレイ類。根があればアブラコが楽しめる」と話していた。【リポーター・小林誠二=70】