サクラマスが絶好調だ! 日本海積丹半島の川白や余別、幌武意沖方面では連日、3キロや4キロ超の大型が上がり活気が絶えない。神恵内村川白沖に19日に出向き、0・8~3キロサクラマスが1人9~10匹で、満足のゆく釣行だった。また、この日は、幌武意漁港の浜丸が10・5キロのキングサーモンを釣れたという情報で、周囲が色めき立つ場面もあった。

 午前6時、川白漁港から高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)に5人が乗船し、水深40~60メートルラインに向かった。船の無線からは同沖で3キロ超えのサクラマスが上がったという情報が数隻から入り、期待が膨らんだ。早朝30分ほどはアタリがなく、広範囲にタナを探ると、タナ20メートルで待望のアタリが。全員がそのタナ目掛け一斉に竿(さお)を振った。

 魚は同じタナで回遊しているようで、アタリが続いたり、遠のいたりを繰り返した。群れによっては2キロや3キロが釣れた。早い時間帯はスレ掛かりやバレも多かった。1キロ前後も上がったが、2キロ超や3キロ超の良型はシャクリでは釣れなかった。時間がたつと風向きが変わり単発に。仕掛けのタコベイトの色はピンクとグリーンが良く、カグラ付きも好調だった。後半は定数10匹になる人がほとんどで、午前11時前に沖上がりになった。マス以外の釣果は38~48センチホッケが1人3~5匹。

 高田船長は「サクラマスは大型が多くなり、今後も期待できる」と話しており、まだまだ楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=62】