日本海の留萌市、留萌漁港の外防波堤沖で4日、ヒラメを狙った。大雨の悪条件で、釣果は38~55センチが1人当たり2~6匹だったが、大型が交じり楽しめる釣行だった。

 夜明け前の午前3時。留萌漁港から正宝丸(斉藤晴夫船長、【電話】090・8633・8910)に5人が乗船し、水深12メートルを攻めた。船が流されつつ、中型がポツポツ釣れだした。上々の滑り出しに大型ヒットの予感が漂った。そんな中、西興部村の村野江里香さんが、この日最長の55センチを釣り上げた。船釣りも、ヒラメ釣りも初めて。竿(さお)を大きく曲げて、何度も引き込まれながら慎重に巻き上げる姿は、経験者も脱帽するほど。最高の獲物を手にした村野さんは大喜びした。

 空が徐々に明るくなると雨と風が強まりだした。濁りも目立ち始め、食いが渋ったが、40~50センチがポツポツ上がった。防波堤付近から流したり、多少沖を流し何度もポイントを変えた。その後、雨風が強くなり、午前7時前に沖上がりになった。ほかの釣果はマゾイが船中数匹。

 今回は天候に恵まれなかったが、斉藤船長は「ヒラメ狙いは、今後も続き楽しめる」と話していた。条件が合い、他のポイントが狙えれば、大型も期待できそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=62】