日本海石狩沖で夜のヒラメ釣りが旬を迎えている。21日は風が弱く潮が動かない悪条件ながら、40~53センチが1人当たり1~6匹とまずまずで、条件さえ合えば期待が持てる釣行だった。

 午後5時に石狩湾新港花畔埠頭から第18たつみ丸(磯部辰己船長、【電話】090・6878・6212)に5人が乗船し、水深25~28メートルのポイントを狙った。日没後から暗くなるまでの夕まずめの時間帯で、最初のヒット。幸先はよかったが、後が続かない。それでも底付近はエサとなる小魚(以降ベイト)の反応があり、釣果の期待を予感させた。

 船に明かりがともると、底から2~5メートルでベイトが上下し、仕掛けのバケもそれに合わせた。読み通り底から3メートルや5メートルでアタリがあり、しっかり食わせて巻き上げた。その後は食いが浅くなったので、竿(さお)を大きく振ったが食いが渋かった。逆に小さくゆっくり振った方が食いがよかった。

 午後9時ころ、数人に連続でアタリが来た。バレもあったが、良型を釣り上げた札幌市の長谷山司さん(53)は「アタリがあり、合わせに何度か食い込まない場面もあったが、ヒラメとの駆け引きを楽しめた」と、竿頭の6匹を釣り上げ満足そうだった。磯部船長は「朝ヒラメ、夜ヒラメは今後も続き楽しめる」と話しており、期待が持てそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=62】