好調が続く太平洋えりも沖の五目釣りに10月30日、出掛けた。天候はあいにく強風で苦戦。それでも26~40センチヤナギノマイが1人当たり40~60匹という数釣りに一同笑顔が広がった。

 午前5時にえりも町庶野漁港から朝安丸(佐々木則雄船長、【電話】01466・4・2327)に9人が乗船し、90~110メートルラインに向かった。開始直後は水深110メートル狙いも食いがいまひとつ。ポイントを水深90メートル前後に移動。波しぶきを受けながらも、えりも沖特有の大型交じりで2~3匹、追い食いをさせると5~7匹上がった。

 この日のヤナギノマイはベタ底が多く、あまり底過ぎると根掛かりした。仕掛けや釣り方で食いが左右し、エサを付ける、付けない、置き竿(さお)で待つ、誘いをする、など様々なスタイルで大物を狙った。

 ヤナギノマイ以外では25~30センチサバが1人当たり10~25匹に、マダラやスケトウ、アブラコが船中数匹。足の速いサバは中層や底付近で2~3匹付くと走り回ってオマツリになるため、早巻で上げた。それでも大型交じりで、針数釣る人もいた。

 厳しい条件だったが、佐々木船長は「ヤナギノマイ、アオゾイは好調で11月末まで狙える」とアピール。今回は波が高くアオゾイのポイントは断念したが、大型ヤナギノマイの数釣りが楽しめる釣行だった。【リポーター・竹鼻雅己=62】