日本海の古平沖で旬の根魚が好調だ。好天に恵まれた12日は20~28センチガヤが1人30~50匹、30~40センチマゾイが同5~15匹、35~45センチホッケが同10~15匹と上々だった。

 この時期の五目釣りは、良型が数上がることで知られている。午前6時、古平漁港から宝進丸(依田一男船長、【電話】0135・42・3578)に8人が乗船。まずは水深60~70メートルの根のある場所で、ガヤを狙った。時々針数釣れるなど、思惑通りの好調な滑り出しとなった。

 続く獲物はマゾイ。ポイントを移動し、狙うと強烈な引きで良型が上がった。針が岩などに引っかかる根掛かりや、潮流れでオマツリすることも何度かあったが、ダブルでかかることも。食いが渋る時間帯もあり、移動を繰り返す釣りとなった。

 その後、水深70メートル付近でホッケに挑戦した。通常より数は物足りなかったが、45センチ級が交じるなど大型がヒットし、この海域の安定した釣果をあらためて実感した。釣り客の満足そうな表情に、依田船長は「マゾイ、ガヤ、ホッケは今後も数釣りが楽しめます」と太鼓判を押した。久々の釣り日和のなか、沖五目を満喫した。【リポーター・竹鼻雅己=63】