北海道遊釣倶楽部の今年最初の大会が12日、せたな町太田漁港~八雲町熊石漁港間で18人が参加し行われた。雨とみぞれ、強風で波も高い中、ソイ、アブラコ、ホッケ、クロガシラなど予想以上の釣果となった。

 優勝は太田漁港からフンベに入釣した大杉和洋さん。夜3時ころ、42センチのソイをヒット。カツオをエサにソイやアブラコを連発し、朝7時ころには白貝をエサに身長賞となる49・8センチのアブラコを上げた。2匹身長+5匹重量で1503点の高得点となった。

 久遠に入釣した私が2位。暗い時間帯は苦戦したが、移動し薄明るくなったころ、竿(さお)先がゆったりと水中に引き込まれた。合わせると強烈な引きに変わり、49センチのソイを釣り上げた。アブラコ、ホッケ、クロガシラなど多彩な魚種が釣れた。

 3位の小玉均さんは前半不調も、朝方に蛇の目岩に移動したのが大正解。ホッケの数釣りに40センチ級のクロガシラも連発。身長賞タイとなる49・8センチのアブラコを納竿間際に釣り上げた。カレイは数こそ釣れなかったものの大物ばかりで、今年の豊漁を予感させた。【リポーター・藤本康隆=42】

 ▽総合(2身+5匹) (1)大杉和洋1503点(2)藤本(3)小玉(4)石川(5)高橋▽身長 大杉、小玉均アブラコ49・8センチ。