日刊スポーツ、日刊銀鱗倶楽部主催「2017 月桂冠杯・須磨海づり公園釣り大会」が25日、午前6時から神戸市須磨区の同公園で行われ80人が参加し総重量を競った。大潮で西への流れが速く、釣りづらかったが、早朝からサビキ釣りで小サバが入れ掛かり、大物狙いでも、潮止まり前にサオが大きく曲がりスズキやチヌ、イシダイ、ハマチなどがヒット。終了間際まで熱戦が繰り広げられた。優勝は小サバなどを約170匹(3600グラム)釣った細野幸雄さん(54=大阪市)が獲得した。

 昨年、青ものやマダイを狙うカゴ釣りで惨敗した細野さんが、大物狙いから小物の数釣りに切り替える作戦が的中! 第4釣台で、2位の浜口さんと競うようにサビキで小サバを170匹ほど(3600グラム)釣りあげ、作戦勝ちの優勝を果たした。

 「最近、びわ湖での小アユ釣りにはまっている」というだけあって、小魚釣りはお手のもの。小サバが回遊してくるとまき餌を上層にきかせて足止め。「重ためのカゴでサバの横走りを防ぐ」工夫もしながら浅ダナで手返し良く釣り続けて匹数を稼いだ。「小サバでまさか優勝できるなんてびっくりです」。副賞のお酒「純米大吟醸・鳳麟」は「お酒が大好きな妻(昌子さん)にプレゼントします。いいお土産ができました」と、うれそうに話した。【近江康輔】