札幌夢釣会の第3回大会が21日、広尾町十勝港~えりも町庶野漁港に13人参加で行われた。東からの風が強く、波は4~5メートルでウネリを伴う悪条件。釣り場の選定に迷うところだが、十勝港の右岸に入座した小坂俊憲さんが優勝した。

 小坂さんの勝因は、身長賞となる48・5のアブラコ。薄明るくなった頃、丸々と太った大物を釣り上げた。その後も良型のアブラコを連続で釣り上げたほか、最後は38センチのタカノハも取り込んで、優勝を決定的にした。

 2位の大野昭彦さんは波を避けて音調津漁港に入った。40センチ超のアブラコとカジカを安定して釣り上げ、点数を稼いだ。3位の佐々木由則さんは庶野漁港でアブラコやシマゾイなどを釣り、得点を追加した。

 今後の太平洋は魚種が豊富になるが、くれぐれも安全第一で楽しみたい。【リポーター・藤本康隆=43】