北海道遊釣倶楽部の第4回大会が5日、えりも町の東洋漁港~目黒漁港で20人が参加して行われた。良型のアブラコやカジカで釣果を競った。

 天候は曇り、波と風は1メートル程度、ところによってウネリが出るコンディションの中、通称「えりも第4降り口」に入釣した私が優勝した。夜2時30分頃に竿(さお)を出すと、すぐに中型のカジカをヒット。さい先が良いと思ったのもつかの間、アタリが止まって焦り始める。明け方5時頃にやっと45センチのアブラコを釣り上げると、一気に入れ食いモードに。身長賞となる50・2センチのアブラコはカツオの餌に食い付き、海中に引き込まれる程の引きだった。その後もカジカを交え良型が続き会心の釣りとなった。

 2位の武市毅さんは同第7降り口から。暗い時間は潮を待ち、明るくなると同時に安全な釣り場を確保し、最大48センチを頭に40センチオーバーのアブラコを連発した。やはりカツオの餌が効果的だった3位の大杉和洋さんも同第7降り口から入座し、遠投で49センチ超のアブラコなどを釣った。これから夏枯れに向かうが、襟裳岬周辺はまだ釣果を期待できそうだ。【リポーター・藤本康隆=43】

 ▽総合(2身+5匹) <1>藤本康隆1610点<2>武市<3>大杉<4>白勢<5>高橋▽身長 藤本アブラコ50・2センチ(敬称略)