秋ヒラメを狙って16日、日本海小樽沖に出掛けた。晴れ、風は弱かったもののウネリが大きく、船酔いでダウンする人もいて、38~50センチの中型サイズが1人0~12匹の釣果となった。

 午前4時30分、小樽港から凌駕(高橋満義船長、【電話】090・7058・4829)に6人が乗船し、30分ほどの祝津~塩谷沖に向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ600グラム。餌はオオナゴを使用した。

 前半はウネリで苦労したが、潮の流れは良かった。船も流されたが、水深25~35メートルのポイントで次々に釣れ、タモですくい上げる人やごぼう抜きする人も。船のへりまで巻き上げながら、針から外れることもあった。

 潮が止まり無風となった後半は、食いが渋った。加えて、海底付近にはフグの群れがあり餌を取られることも。タナを底から3メートル上げて竿(さお)を振り、食い付いたヒラメはアワセを待たずに巻き上げた。小さなアタリで竿を止めて食い込みを待つと、1本の針に2匹のフグが掛かるなど、何度もやられた。

 オオナゴはLサイズよりも小さめの方が食いが良かった。タコキャップは定番のピンクや赤金、オレンジなどの色が効果的だった。午前10時30分の沖上がりまで2ケタを上げる人もいて、シケの後にしては上々の結果。高橋船長は「今後も数釣りが楽しめる」と話しており、期待できそうだ。

【リポーター・竹鼻雅己=63】