福井・小浜泊のイカダで刺し身級のマアジが活発な食いをみせている。「深田渡船」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)の船で、14日に多田礁筏に乗った、岐阜の上田正雄さんが、18~28センチのマアジを85匹、16日には、同筏で高槻の道貫定男さんが20~28センチを175匹も釣っている。

 揺れが少ないイカダで、船で釣れるような良型マアジが狙えるとあって、人気が高い。アジ専門ならサビキ釣り。仕掛けはハリス2号、針は8~10号の5本針まで。サイズが大きいのでアタリがあれば、連掛けを狙わず、すぐに引き上げ、手返しよく釣るほうが効率がよくて数が伸びる。

 同渡船の深田幸宏船長によると「チヌの短竿でアジを狙う人も多いよ。ここは小浜湾でも外海に面しているので潮通しがよい。だから型が大きく、30センチ級も狙える。あとはいかに速く食いダナを見つけられるかが数釣りのポイント」とのこと。なるほど、30センチ級ともなれば引きが強く、刺し身にして食べてもうまい。またダンゴ釣りでもチヌの外道においしいマアジが釣れるとあればたまらない。

 「イカダでのサビキ釣りは、チヌ釣りと違って、初心者でも簡単に釣れるので、家族や仲間たちとみんなで楽しく釣りができる。ぜひ、遊びに来てください」と船長がイチオシ。このマアジ釣りは、年明けまで楽しめるとのこと。

 また、チヌ釣りについても「この地域での数釣り(良型まじりで)なら、ほかのどこにも負けないよ」と自信のコメント。

 ほかにもアオリイカが釣れており、ルアーマンにお勧め。秋が深まるにつれ、サイズも大きくなっていくので楽しみだ。

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 深田渡船【電話】0770・52・6163、奥代丸渡船【電話】同・52・2845。