日中は暑くてたまらないとう人にお勧め。中、南紀の半夜釣りで真夏の好ターゲット・アカイカの数釣りを楽しんでみませんか。

 中紀・日高阿尾港の乗合船「共栄丸」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)で14日、日ノ岬沖へ出た、奈良の福田さんが胴長10~20センチを63匹。15日には大阪の森岡さんが胴長10~23センチを73匹でサオ頭。磯脇さん親子も、同型を59匹と好釣果が続く。

 同乗合船の脇山雅人若船頭は「今年はアカイカの群れが大きく、初期から数が釣れてます。時合に入ると水深25~30メートルの浅場で2連、3連掛けが楽しめますよ」とのこと。アカイカは身が甘くて刺し身が絶品。釣りたてを沖漬けにするのも人気だ。冷凍すれば、長期保存も可能。

 仕掛けは胴突きで浮スッテ2・5号の5~10本針。仕掛けを底まで落とし、時折、サオを上下する誘いをかけ、ゆっくりラインを巻き上げて連掛けを誘う。

 スッテのカラーは赤白、緑白、赤はちまきなどを中心に、ラメ系などを用意するといい。また、タナが浅く、イカの活性が高いときなら、イカメタルが有利。シェイクやフォールなどで誘い、止めで乗せることを繰り返して数を伸ばす。

 8月のお盆ごろまでは小、中型の数釣りが楽しめ、手返しよく釣れば3桁釣果も期待十分。その後は型狙いになり、胴長35~40センチが9月中旬まで釣れる。

 半夜のアカイカ釣りは日刊銀鱗倶楽部加盟店にお任せ。共栄丸【電話】0738・64・2318、御坊・南塩屋の谷野丸【電話】同・22・4487、和歌山・美浜町の福丸観光漁業【電話】同・23・1091、御坊・美浜港の千代丸【電話】同・23・1621が出船中。