海&湖が本格的な秋色になってきた。千葉・内房の金谷「光進丸」では大きなカワハギが釣れている。8日には「100人大会」が予定されているがどうなるのか?

問題は潮温だ。3日の時点で金谷の海は22度台。まだ、カワハギの適温とはいえない。光進丸の岡澤裕治代表(40)は「20度を切ってくれないとね。でも、今釣れている人は、きたる海になったときでも釣れるはず」と話した。

今、釣れる釣り方とは何だ?

昨年9月末に1日で105匹を釣った「ホーリー」こと堀江晴夫さん(54)に台風24号が来る前の9月26日に確認してもらった。

まず、港前の25メートル。サオ先を激しく振り込んでアサリエサをアピールする。

アクションだけをみていると底に落とした仕掛けが上下動しているように感じるが、実は違う。道糸をややたるませて、サオ先だけを震わせる。オモリが着底していて道糸は「緩んで」「張って」を繰り返すだけなので、そんなに動いてはいない。船上では「激しく」、海底では「緩やか」にカワハギを誘う。

ホーリー 魚は釣れるけど、体力のあるデカハギしか乗ってこない。ワッペン(13センチ前後の小型)はおそらく近くにいるけど、まだ口を使わないかも。

その後、沖のポイント数カ所を調べたが食いは渋い。総合すると潮温19度台からが本番。ただし、現在も30センチ近い尺ハギと遊べて、しかもおいしいキモはパンパンの状態。今の大きいサイズを釣る「緩んだ道糸釣法」ができていれば、きたる本番でも数釣りはできそう。試運転も兼ねて、今からサオ先を揺すってみませんか?【寺沢卓】

▼船 金谷「光進丸」【電話】0439・69・2697。カワハギ乗合は午前7時出船で氷付き8000円、小学生4500円。