北海道遊釣倶楽部の18年納竿会が7日、日高沿岸の新ひだか町東静内漁港~様似町・様似漁港で29人が参加して行われた。風、波とも1メートルと絶好の条件で、良型のカジカ、アブラコが多数釣れ、大漁を争う大会になった。

優勝は白勢孝信さんで、浦河漁港の左岸でアブラコを釣った。移動してカジカ狙いに切り替えると、ほどなく大物がヒット。身長賞となる52・2センチに続き、45センチ超を次々に上げた。総合優勝と身長賞に加え、年間優勝も決める会心の釣りとなった。

2位の佐々木由則さんは浦河町の東井寒台に釣り座を構えた。相性が良い場所ですぐに大型カジカを連発。午前3時までにカジカをそろえた後、異魚種が釣れず焦りも出たとのことだが、同9時にポイントを絞って打ち返しを試みると、待望のアブラコが上がった。身長賞にはわずかに届かなかったが50センチの大物。3位は様似に入釣した土本衛さんで、暗い時間からアブラコとカジカの良型を上げた。明るくなって水温が上昇すると平ものを狙い40センチのクロガシラを加えた。

2匹身長+5匹重量の審査で、上位18人が1000点を超え、今年最後の大会にふさわしい盛り上がりだった。特にカジカは大漁。今後1カ月ほどはカジカのシーズンが続き、まだまだ期待が持てそうだ。【リポーター・藤本康隆=44】