ソウハチの爆釣が続く太平洋胆振沖に3月29日、出掛けた。晴れ、風は弱く、波1メートルと好条件の下、全員が3ケタを釣り、期待にたがわぬ釣行となった。

午前5時30分、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に8人が乗船し、25分ほどの幌別沖に向かった。胴突き仕掛けに針8~10本。オモリ120号。水深は65~70メートル。

当日は海水が濁っていたものの、釣れタナは浅く、群れも濃かった。タナ15メートル前後に仕掛けを下ろすと、食いは良好で早くも入れ食いに。1匹が付いても巻き上げず、追い食いさせて針数を釣り上げた。

その後、群れは上層と下層を行き交った。その都度、魚探でタナを確認した船長から指示があり、順調に釣果を伸ばした。

上層の群れには大型が多く、数が付くと巻き上げるのに苦労するほど。途中で電動リールが止まりそうになることもあり、参加者は必死の形相で取り込んでいた。

時間の経過とともに群れが薄くなり、小型が交じるようになった。そのため、場所を何度か移動すると、約3時間でクーラーが満杯になった。そこで、同じ仕掛けでソイやガヤ狙いに切り替えた。仕掛けの種類で釣れる魚種は異なったが、総じて食いは渋かった。

沖上がりは午前10時30分。1人当たり28~38センチのソウハチ150~250匹、23~28センチのガヤ2~10匹。他に、クロソイやシマゾイ、マダラが船中数匹交じった。ソウハチの好漁は、まだまだ続きそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=66】