北海道遊釣倶楽部のメンバーが18日、日本海伊達漁港~室蘭港で腕前を競った。好条件に恵まれ、参加者はやる気満々。それぞれ自家用車を運転し、あらかじめ狙っていたポイントに入釣した。

同倶楽部の大会では上位入賞の常連・大杉和洋さんが49センチの大型アブラコをゲットした。今回はプライベートの釣りだが、それでも大物を逃さないのは実力の証しだった。

大野昭彦さんは48センチのカジカをはじめ、大型マガレイや70センチ超のアナゴを釣った。ベテランに交じって、負けじと存在感を見せつけた。

この日の竿(さお)頭は碓井一樹さん。アブラコやカジカの大物を連発し、大会ならダントツで優勝したところ。こちらも、確かな技量を発揮した。

他の参加者も、大物は釣れなくても楽しめた様子。釣果を披露し合いながら、釣り上げた時の感触を振り返っていた。

この時期はアブラコやカジカを中心に大型が上がる半面、シケ模様の日が多くなる。特に磯や消波ブロックは波をかぶって滑りやすく、慣れた人でも十分な注意が必要だ。

同倶楽部の大会は来年4月まで行われないが、それまでは思い思いに釣りを楽しむ。幸いにして、冬の魚は脂乗りが良く、鍋物に最高。自分で釣り上げたものなら、なおのことうまい。【リポーター・藤本康隆=46】