シーズン本番を迎えたスケトウを狙って27日、太平洋白老町白老沖に出掛けた。晴れ、風はやや強く、波1・5メートル。高波で深場のポイントには行けなかったものの、岸寄りを流すと群れに遭遇。参加者全員が3ケタを釣って早上がりした。

午前6時、白老漁港から清栄丸(八谷武四郎船長、【電話】090・9524・9493)に6人が乗船し、30分ほどの沖に向かった。胴突き仕掛けにオモリ150号。水深は60~70メートル。

早朝は、水深70メートル前後に仕掛けを下ろした。群れが濃いわりに食いは渋く、せっかくヒットしても巻き上げる途中で針から外れることがあった。参加者の多くは市販の小型魚群探知機を持参しており、チェックしながらタナを合わせていた。

午前8時を過ぎると大、中、小さまざまなサイズの群れが交錯し、入れ食いになった。時間帯によって抱卵ものがよく釣れたり、タチを抱えた雄も多かった。

仕掛けに餌を付けるよりも、オモリの代わりにバケを振って毛針を動かすほうが食いが良かった。タナ30メートル~底付近を繰り返し上下させ、順調に数を伸ばした。根がある場所ではヤナギノマイやガヤ、ホッケなどが交じった。

沖上がりは午前11時。1人当たり45~60センチのスケトウ130~200匹、26~38センチのソウハチ10~20匹、他にヤナギノマイやガヤ、ホッケなどが船中数匹。クーラー1つでは収容しきれず、万能ケースをいっぱいにする人もいた。

八谷船長は「タラコやタチが入ったスケトウは、産卵前の今が狙い目」と話していた。年明けからはサクラマスも狙えるようになり、楽しみが広がる。

【リポーター・竹鼻雅己=67】