クロソイを狙いに太平洋登別沖に11日、出掛けた。

午前5時30分、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に5人が乗船し、30分ほどの登別沖に向かった。晴れ、風はやや強く、波は1メートル。胴突き仕掛け、ジグ、オモリ120号。餌はチカ、オオナゴ、マメイカ。

前半は好調だったが、途中から早い潮と強い風で根から外れ何度も船を立て直さざるを得なかった。いつもより海水温が低く餌やジグには飛びつかない。アタリも引きも弱いように感じた。大型でも竿(さお)先が大きく曲がるほどではなかったが、暴れる時は「さすがにクロソイ」と思える引きもあった。

餌はいつもならチカが良かったが、今回はマメイカのほうが食いはよかった。クロソイは底から数メートルのところで浮いていることが多く、起伏のある根で狙うと上の針や下の針で釣れることもあり、根掛かりも何度かあった。ジグの人は底まで下ろしアクションをつけて巻き上げ、ある程度まで巻いてアタリがなかったらまた下ろす。その繰り返しで狙いジグにはマダラが釣れていたが、ソイは食い渋っていたようだ。

沖上がりは午前11時。釣果は1人当たり40~50センチのクロソイが3~15匹、65~70センチのマダラが0~2匹。ソウハチ、カジカ、ホッケが船中数匹。魚群探知機には反応が多く、条件によって釣果は左右されるようだ。本間船長は「ソイ狙いは今後も続く。ガヤも狙えます」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】