日本海後志方面で、ホッケがクーラー“超え”釣りの絶好調だ。12日、古平町古平沖で、1人当たり35~45センチが100~150匹と3ケタ釣りになった。しかも、予定より2時間ほど早く引き揚げての釣果。積丹とその近郊からも同じような話が聞こえている。

午前5時、古平漁港から宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に9人乗船で水深130~135メートルに向かった。曇りのち雨、風はやや強く、波は1~1・5メートル。銅突仕掛に200号オモリ、餌は赤イカを使用した。早朝はベタ底狙いで、型が大きく丸々と太った根ボッケ交じりで釣れた。

何度か釣り場を変えていると、時間がたつにつれ同じ水深でも、タナ120メートルで多く釣れ始めた。ホッケの群れが浮いてきたようで、さらにタナ80メートルや60メートルでも針数釣れるようになった。仕掛けがこのタナで引っかかり下りていかない。巻き上げるとホッケが針数ついていることもあった。かなり群れが濃いようで、時おりタナ30~40メートルで仕掛けが止まることもあった。後半は仕掛けに差はなくなり、餌がなくても釣れた。

正午までを予定していたが、午前10時に早上がりとした。なにせ乗船者全員が大型クーラー満杯となり入れ物がない。ホッケのほか、60~88センチのマダラが0~2匹。「ホッケ狙いでは数釣りを楽しめます」との本間船長の言葉通りとなった。【リポーター・竹鼻雅己=67】