ヒラメが好調な日本海側古平沖に14日、出掛けた。早朝から入れ食い状態で、船上が大いに盛り上がる釣果となった。

午前4時、古平漁港から宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に7人が乗船して出発した。晴れ、風は弱く、波1メートル。ヒラメ用仕掛けにバケ500~600グラム。オオナゴを餌に、水深20~25メートルを狙った。

港から15分ほどのポイントに着くと、すぐに釣れ始めた。タモ入れが間に合わず、魚を水面から一気にごぼう抜きする場面も見られた。しかし、日が昇る時間になると徐々に食いが悪くなった。単発で釣れはするが、食いが浅くバレたり、スレ掛かりもあった。ベタ底狙いや振り方が遅すぎると、厄介なフグが同時に釣れることも何度もあった。

その後、何度もポイントを移動し狙った。早朝ほどの食いはなかったが、良型が続けて釣れることもあった。沖上がりは午前11時。1人当たりの釣果は、38~52センチのヒラメが5~18匹。終始順調に釣り上げている人もいれば、キャップの色や仕掛けのトラブルで前半から波に乗れず苦戦する人もいた。餌の鮮度も釣果に影響していたようだ。

夏ヒラメは一気に食い込み、向こう合わせでしっかり食ってくるので引きも強かった。「ヒラメ狙いは好調で、今後も続き期待できるでしょう」と本間船長。ヒラメ釣りの醍醐味(だいごみ)は、まだまだ楽しめる。【リポーター・竹鼻雅己=67】