BS釣りビジョン「TSURI na KIBUN」元MCでツリジョの“つ~ちゃん”こと利水つばさが17日、千葉・大原「力漁丸」(中井聡船長=61)でヒラメ釣りに挑戦した。

同番組でヒラメ釣りをして以来約1年半ぶりに「やっと念願がかないました!」と早朝から踊るほどのハイテンション。だが、堅実派とあって、目標は「まずは1匹。それが釣れたら次の目標を設定して、どんどんクリアしていく方が精神的にも楽だし、自分に合っていると思います」。

餌の活きイワシをトングのような小さめのフィッシュグリップでつかんで口先に親針を差し、孫針は尻尾近くの側面で、針先が頭の方を向くようしてしっかり針先を出すのがつ~ちゃん流。「いろいろ試した結果、これが一番イワシが弱らなかった」という。

午前6時のサオ出し合図から約30分後。「キタキタキタ! 食って食って!」。当たってもすぐに食い込まないのがヒラメ。魚とのやりとりをし、サオにググッと重みが掛かった瞬間を逃さずサオを上げ、リールを巻き始めた。「聞きアワセ状態だったけど、いるかな?」とやや不安気な口調。滑るドラグを締めると、サオ先がグンとしなり「重い!」。海面にヒラメの姿が見えると「あっ、大きい」。上がったのは1.8キロの良型。「もさもさっとしてイワシが暴れたので、底からオモリをあまり離さないようにしていました。アワセも決まりました」とご満悦。いつもは“後半のつ~ちゃん“だが、この日はスタートダッシュを決めた。

だがその後は、イワシの頭のみが残ったり、ヒットしてもバラしたリ。そんな暗雲を一気に振り払うようなアタリが来た。アワセがしっかり決まると、現役モデルの口から「よっしゃ!」が出た。上がったのは2キロでサイズアップ。「オモリを底から少し浮かせるイメージをしつつ、離しすぎないように意識していたら、細かいアタリが来て、その後グイグイと入ったので、リズムを合わせてヒラメが下に引っ張るタイミングでアワセたら、しっかり乗りました」。

3&4匹目はやや小ぶりだったが、4匹目は幹糸8号1メートル、捨て糸4号40センチ、枝糸6号60センチの自作の仕掛けで掛けた。「釣れなかったとき用のネタのつもりでしたが、実際に釣れて良かった~!」とほほ笑んだ。「今日は、前回初めてのヒラメ釣りでの失敗をいかして、ひたすら海の中がどんな感じになっているのかをイメージしながら釣りました」とアピールした。

中井船長によれば、「昨日イワシが入ってきたポイントでウネリがあって、潮の濁りも入り、条件的に良く、同じポイントで繰り返しできた。結果は最大4.2キロで、トップ4匹4人の船中33匹でした」。今後については、「今年は次々とイワシの群れが入って来ているので、まだまだこれからです」とし、「例年通りであれば、4月中旬からゴールデンウイークのころに、沖のほうに大きいのが入って来るので、今年も大ビラメ祭を期待しています」と話した。

この日の模様は、日刊スポーツ関東版紙面およびユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で近日公開予定。