松本アナがまた、やらかした。“大魔神”こと本紙野球評論家の佐々木主浩氏(55)と元ニッポン放送松本秀夫アナ(62)の釣り対決シーズン2第7戦が16日、佐島「鶴丸」(岩崎明仁船長=50)で、ティップランアオリの匹数勝負で開催された。

開始から約2時間後。「あっ!!」。松本アナの声が海上に響き渡った。サオの穂先が折れたのだ。「やっちゃったよ…」と落ち込んだが、大魔神は「あれでは折れて当然。何度も注意したのに」と冷静に話した。

大魔神のいう“あれでは”の状況はこうだ。松本アナは餌木を回収する際、巻き過ぎで穂先に当てることを繰り返していたのだ。「リーダーがあるのに何であそこまで巻き込むのかな?」と不思議がりなからも大魔神は、「まっちゃん、サオが折れるぞ! 気を付けな」と何度も声をかけていた。

とどめの一撃は、餌木の着底を分かりやすくするためにラインをたるませて出していたが、そのラインが穂先に絡んでることに気付かずしゃくったためだった。釣り歴51年の松本アナだが、「これまでに10本以上折ったことがある」という。「コールド負けですよね…」と沈む松本アナに、手を差し伸べたのは岩崎船長だった。「レンタルロッドがあるので、それを使ってください」。これで戦列復帰となったが結局、ボウズに終わった。

一方の大魔神は、岩崎船長をして「タフコンディション」という中でも、しっかり本命をゲット。ゲストのモンゴウイカも取り込み勝利を手中に収めた。

この日のために同船でコソ練までした松本アナ。その時1匹を釣り上げ、松本アナなりの手応えをもって挑んでいたが「この釣りは難し過ぎ。俺には無理」と白旗を上げた。だが、そもそもティップランアオリを提案したのは松本アナだ。大魔神はその時、「まっちゃん、ティップランなんてできるの?」と話していた。そしてこの釣りは大魔神が得意とする1つでもあった。「次はまっちゃんと川目ちゃん(サンスポ釣り担当記者)の入れ替え戦だな」という大魔神の言葉に、松本アナは苦笑するのが精いっぱいだった。

同対決の通算成績は大魔神の4勝2敗1分けとなった。【川田和博】

この日の模様は後日、本紙釣り特集面(関東版)およびユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で公開予定。