ジブリ大好き女優にしてBS釣りビジョン「きょうも大漁!関東沖釣り爆釣会」6代目リーダーの太田唯(28=以下「リーダー」)が、千葉・金谷「光進丸」(岡澤裕治船主=45)で“餌取り名人”の異名を持つカワハギ釣りに挑戦した。同船では一昨年前に挑戦し、28センチをゲット。今回は先生役なしでの釣行となったが、その結果は?

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「先生がいないということでカンバクの動画を見直して来ました」というリーダーだったが、「ニッカン釣りちゃん」でないのはご愛嬌(あいきょう)。カンバクで先生役を務めた荒井良乃介氏から伝授された「手感度&目感度」駆使で挑んだが、この日は北風が強く「穂先が風で揺れて難しい」と苦戦を強いられた。

開始から約1時間。町田崇船長(44)から「ベタ底ゼロテンションの方がよさそう。ここ最近はアタリが小さいので、穂先に違和感があったらサオを動かしてみてください」とのアドバイス。すると1匹目をゲット。「それまでは50センチ~1メートル浮かせて探っていました。船長のアドバイスを自分なりに考えて掛かった1匹なので“釣れた”というよりも“釣った”という感覚が強いです」とホクホク。

カワハギは、釣り人に気付かせず餌を根こそぎ奪い取ることから“餌取り名人”の異名を持つ。これを繰り返されると「なんで?」「あ~もう!」「だんだん腹が立ってきた」と、温厚なリーダーのイライラが増していった。そこにゲストのキタマクラやサバフグ、トラギスなどの猛攻が追い打ちを掛けた。

再び町田船長のアドバイスでサオを変更。「穂先がより軟らかくアタリを拾いやすいものです。軟らかいとより合わせが必要ですが、合わせはできているのでこっちのほうが釣れそうな気がします」。

2匹目ゲットはファーストヒットから約4時間後。「あまりにも釣れなくて怒りが爆発しそうでした」。これが23センチでリーダーの最大となった。その後2匹を追加し計4匹で時間切れ。「先生なしのカワハギは初めて。先生がいないので自分で考えたり、工夫したりする必要があって“釣った”感があり、次につながると思います。4時間釣れない時間があったけど、ゲストがコンスタントに当たってくれたので、釣りとしては楽しめました」とほほ笑んだ。取材前日まではトップ30匹超えが続いていたが、この日は18匹。難しい状況だったことは間違いない。町田船長は今後を「群れが固まりつつあるので型も期待出来ます。魚がいることは確実なので、何かのきっかけでスイッチが入ると思います」とした。

餌取り名人との勝負はこれからが本格シーズンとなりそうだ。【川田和博】

■記者釣行 風裏ポイントでゆっくりめ誘い

今回、リーダーの左でサオを出した。リーダー同様最初は強い北風に手を焼き、船中で型をみてもアタリが取れなかった。左舷大ドモとミヨシの釣り人は、激しくシェークしてから止めるとアタリが出ていた。これをマネしたが、何が違うのかアタリが出ない。しかも、餌が全て残っていた。「動かしすぎて食えない」と判断し、ややゆっくりめの誘いから止めると釣れた。風裏のポイントではこれが功を奏し12匹をゲット。リーダーから「隣でバンバン釣られると何だかムカつく」と笑いながら宣告されたのだった。

■町田船長アドバイス 待ってはダメ掛けにいく釣り

町田船長はカワハギ釣りのポイントに「いかにアタリを拾えるか」を挙げた。直接手に感じる当たりは拾いやすいが、「サオ先に出る微妙なアタリを拾えないと釣果を伸ばせない」という。カワハギ釣りを「待ってはダメ。掛けにいく釣り」とし、「個人的には浮き釣りと一緒のイメージです。ウキが動いた瞬間に合わせるのと同じで、穂先に違和感があれば合わせたほうがいいと思います」。テクニカルな釣りはいろいろと考えがちだが「考えすぎると迷路に入ってしまいます。Don’t think,Feel(考えるな。感じろ)でいきましょう」とほほ笑んだ。

■ハゲ系と吸わせ系 針で手返しに差

カワハギ釣りの針には、積極的にアワセて掛けにいく際に有利な“ハゲ系”と、活性が低い場合に有利とされる“吸わせ系”の2種類がある。今回この2種類を使ってみたが、記者の技術では“掛ける”という点ではその差を体感できなかった。だが、ハゲ系は掛かったカワハギを外しやすく、吸わせ系はことごとく針をのまれていた。“手返し”にその差が出た。

▼金谷「光進丸」【電話】0439・69・2232。午前便=集合6時、9000円。午後便=集合正午、7000円。アサリむき身1パック1000円。黄金アジも受け付け中。※詳細は電話でご確認を。