<フィッシング・ルポ>

 断トツV!

 「2010日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」船釣りブロック・マルキユー杯シロギス部門・東京湾神奈川地区大会は20日、3地区合同で計48人が参加して行われた。今回は、マルキユーのエサ「LIVE

 BITE

 特船イソメ」を使って5匹の総重量で競った。結果は横浜・鶴見「新明(しんみょう)丸」から初参加の井上良久さん(33=東京都町田市)が、巧みに使いこなして27センチを最大に大型をそろえ、だた1人600グラム超となる620グラムで初優勝の栄冠に輝いた。

 シロギス釣りでは、普通は青イソメかジャリメなど虫エサを使う。生きエサだから動く。「特船イソメ」は人工エサで当然、動かない。これをいかに使いこなすか、が今回の決め手だ。

 参加地区は「新明丸」(新明利勝船長=55)川崎「つり幸」(品川昌男船長=49)横浜・山下橋「広島屋」(石井晃船長=49)。富岡沖に集結して午前8時すぎにスタート。しかし、ほとんどが初めてのエサのためか、キャストでハリから外れたり、アタリで合わせてもバレるなど、虫エサとの違いに戸惑いをみせた。加えて、この日は小潮回りで潮流れが緩慢のため、魚の食いもいまイチ…。

 「新明丸」の左舷胴ノ間(中央)で井上さんが工夫したのは、(1)長さは半分の5センチでハリのチモト上までしっかり通し刺し(2)アタリがあったら軽く送り込んで聞き上げる(3)色は青と赤を併用で使う。(1)は「魚へのアピールを大きくし外れにくい」(2)は「吸い込む習性があるキスに抵抗感を与えずハリ掛かりさせる」(3)は「ヒット率が高い色を見極める」のが狙いだ。

 さらに、午前中潮止まり(午前11時半ごろ)まで天ビン仕掛けで、後半は胴付き仕掛けで攻め分けた。天ビン-はキャストして広範囲にポイントを探り、胴付き-はオモリを着底させたまま糸をたるませ張って誘う。どちらも〈ゆっくりリズム〉に徹し、これがズバリ的中!

 午後1時の納竿(のうかん)で23匹をゲット。後半にヒットした27センチを頭に大型をそろえ、5匹で620グラムを検量した。

 井上さんは「エサの限定があったけど、楽しめました」と話す。2位は「広島屋」で497グラムを提出した小沢春雄さん(56=横浜市)、3位には「つり幸」の東郷信博さん(51=東京都品川区)が450グラムで食い込んだ。

 【長瀬川忠信】

 ◆大会成績(キス5匹の総重量で同量は最大魚の全長審査により各船中のトップでベスト3を決める横取り方式)

 (1)「新明丸」井上良久(33=町田市)620グラム

 (2)「広島屋」小沢春雄(56=横浜市)497グラム

 (3)「つり幸」東郷信博(51=品川区)450グラム(以下総合)

 (4)「新明丸」兵頭隆行(41=横浜市)540グラム

 (5)「新明丸」秋葉昭彦(46=横浜市)535グラム

 (6)「広島屋」小野浩(63=茅ケ崎市)495グラム23・7センチ

 (7)「新明丸」荻野裕一(42=大田区)495グラム22センチ

 (8)「新明丸」梅内訓(39=横浜市)485グラム

 (9)「広島屋」菅勇一郎(54=横浜市)482グラム

 (10)「新明丸」佐々木清宗(77=横浜市)445グラム(敬称略)