「普通酒がよくなければダメ。お客様に親しまれる本物を、手を抜かずにしっかり造っていくこと」。旧栃尾市に江戸時代に創業した諸橋酒造が大切にしている思いだ。今回の1本「越乃景虎 超辛口」も普通酒。甘辛度プラス12という、その名のごとく超辛い酒だが、「その辛さを感じさせない口当たり、飲みやすさがあります。仕込み水が関係しているのでは」と、この蔵の杜氏となって3年目の田中政之さん。仕込み水である敷地内の横井戸の水は、数値的にも超軟水だ。この水と米、技のバランスが〝上品な口当たりの辛口〟を生み出す。[続きを読む]