全員小学生のNKKが16強 スプラトゥーン甲子園

16強に進んだ小学生チーム「NKK」の4人(撮影・佐藤礼征)

<スプラトゥーン甲子園・関東地区大会>◇第1日◇3日◇千葉・幕張メッセ

4人全員が小学生のチーム「NKK☆」が、年上チームを相手にベスト16に食い込んだ。

プレーヤーネーム「ゆうき」「かんかん」「れんれん」「SBKボーボーイ」の全員がスプラトゥーンのバンダナを頭に巻く姿に、会場から「かわいい~」と拍手で迎えられた。昨年大会はベスト32で敗退。悔しさをバネに、チームワークに磨きをかけて昨年以上の成績を残した。

6年生のリーダー、ゆうきは「連係は取れていました」とチームの戦いぶりを総括。要所で大技を繰り出しチームを引っ張った。

大会に向けては猛練習の日々を過ごした。学校の宿題を終えてから、時間を見つけてはコントローラーを手に取り連係と作戦を確認した。「もちろんゲームは勉強が終わってからです」と順番を守り、練習を続けてきた。父親からはパワーポイントで制作されたステージ別の戦略資料を授かり、試合に生かした。

会場では家族が見守っていた。別のメンバーの父は「自分で大会に出たいと言って仲間を集めて、練習してきた。よく頑張りました」と息子の労をねぎらった。4人1チームで優勝を目指し戦うゲーム大会。リーダーの父は「親子が一緒になって、チームで戦うというものを楽しむようになっている」と振り返った。