プロ野球番記者コラム

オリックス山本悲願2桁勝利なるか 表情にも変化

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:四季オリオリ>

マウンドでの表情が変わった。オリックス山本由伸投手(22)から、充実感が伝わってくる。

20年9月15日楽天戦で5勝目を挙げたオリックス先発の山本
20年9月15日楽天戦で5勝目を挙げたオリックス先発の山本

「前半戦はあまり勝てなかったり、勝てる試合を逃したりしていた。でも、今までの試合は変えられないので、ここからの試合を、より良い結果でシーズン最後までいけるように頑張りたいと思います」

その言葉通り、8月18日西武戦(京セラドーム)から6試合で連続QS(クオリティー・スタート)を継続中。7月中旬から8月中旬までは、自身のボールに納得がいかず、マウンドで首をかしげるシーンが目立ったが、9月に入ると、首を縦に振りうなずく場面が多くなった。

好調の理由はメカニックの部分にあるようで「フォームが安定してきたので。その(細かな)ズレが修正できてきた。ちょっと時間がかかりすぎましたけど…」と苦笑い。「今は調子が良くなっているので、それをしっかりキープしつつ、次の試合に合わせられるように確認しながら」と万全の状態で先発マウンドに向かう。

最速158キロ右腕が、度肝を抜く投球を見せたのは9月15日の楽天戦(ほっともっと神戸)だった。8回3安打1失点で今季5勝目をあげた試合で、お気に入りの「Y」のネックレスがブチっと切れた。「(ネックレスの)つなぎ目の安全装置が、引っ張られたら取れるようになっていて。そこが『ほんのちょっと』しか空いてなかったんですけど…」。安全装置が危険を察知するほどの腕の振りで、神戸のファンを沸かせた。

ちなみに、ちぎれたネックレスは「直しましたよ。トレーナーの方に直してもらって、今回はきつめにしてもらいました。(以前と)同じのですよ」と笑顔だった。

9月22日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では今季4度目となる千賀との投げ合いを7回3安打無失点で勝ちきり、今季6勝目をマーク。昨季最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕は、防御率を2・63(26日時点)でリーグトップを走る。自身最多勝利は昨年の8勝で「2桁勝利は今年の目標なので、何としても達成したい」。剛球を武器に、ぶっちぎりの成績を残す。【オリックス担当=真柴健】

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